STORY


 (1)焼き芋屋になる

 

 子供の頃より植物が好きで、2007年から貸農園を借りて野菜作りをしています。

 そこで、比較的手間いらずで作れるサツマイモに注目し、「自分でサツマイモを栽培して、それを焼き芋にして販売しよう。」と考えました。少し前より、焼き芋がブームになっていた時でもありました。

 しかし、何回か自分でサツマイモを栽培したのですが、大きさ・形の揃ったサツマイモを作るのは、なかなか難しいことに気づかされました。

 サツマイモの栽培には、雨量・気温などの気候、土壌などの生育環境が大きく影響します。

 結局、自家栽培は断念し、日本各地のおいしいサツマイモを仕入れて、焼き芋を販売することにしました。


(2)移動販売を始める 


 2016年12月、身軽な3輪自転車による移動販売を始めました。

   自作の木箱に焼き芋を入れ、「焼きいも いかがですか ~ 」と通行中の皆さんにお声をかけながら、売り歩きました。

   最初は本当に買って下さるのか、不安でしたが、仕事帰りの方・帰宅途中の高校生の皆様に少しずつ買っていただけるようになりました。

 夕方には、大阪南医療センターの隣にある「木戸住宅公園」によく出かけました。 

 到着するとすぐに、団地の子供たちが駆け寄ってきて、あっという間に売り切れてしまうこともありました。「おいしいな!」と友達同士で言いながら、食べてくれたのがうれしかったです。

 移動販売時に買って下さった当時のお客様が、今も店舗にお越しいただいており、大変感謝いたします。

 焼いもすぐるのロゴは、自転車による移動販売で創業したことを表しています。


(3)店舗を持つ 

 

 移動販売を3年間やっていましたが、真冬の寒くて風の強い日や雨の日はなかなか大変です。充電電池式の暖房ジャケットなども使っていましたが、60歳近くになって限界を感じるようになってきました。

 今後の事業継続のためには、やはり、固定の店舗が必要だと考えるようになり、思い切って店舗を持つことを決心しました。

 そして、現在の店舗オーナーさん・不動産会社のご協力の下、2019年11月に、現在のお店をオープンさせることが出来ました。